【 スタッフのきもの日誌 2020年 04月  大阪 松原 富田林 】




2020,04,02(木) 『 琥珀の夢 』 上・下  小説鳥井信治郎    伊集院静著


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身動きが制限される世の中、大変な状況ですが、こんな時には、普段、時間が無くて読めない本などを読むのも有りかと思い、以前から気になっていた本などを読み始めました。

その中で、最近、読了した本の話など。

日経新聞での連載もあったので、ご存知の方も多いかと思いますが、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏を書いた 『 琥珀 ( こはく ) の夢 』 です。

いつもこういった系の本を読むと感じることですが、すごいことを成し遂げた方って、もちろんすごい方ではあるんでしょうが、部分部分を切り取ると、自分も遭遇するであろう出来事を通過しているんですが、ただ自分とは、その際の判断、決断が違うこと。

そして、通過した後の結果の大きさが全然違うということ。

その違いは当然、自分とは下す判断、決断が違うということなんですが、自分ががまったく同じ状況に置かれたときにその決断をするのか?或いは出来るのかというと、ほぼ同じ判断決断が出来ない。

そこが分岐点なんでしょうね。

鳥井信治郎氏が扱うウィスキーという商品は、樽で何年も熟成させる必要があり、仕入れと販売までのタイムラグが非常に大きいので、資金ショートのことを考えるとリスクが高すぎて、普通は手を出せない。

鳥井信治郎氏がなぜここでこの判断や決断をしたのか?或いは出来たのか?

その信念が醸成される軌跡を描いた本であり、
まさに、ウィスキーのように味わう本だと思いました。



集英社公式ページ

http://renzaburo.jp/kohakunoyume/

※画像は公式ページより。










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